仕事や人生のストレスってつらいですよね。特にストレスが溜まってくると「どうして自分だけこんなひどい思いをするのだろう」「他の人はなぜ、毎日楽しい人生を送っているのだろう。それに比べて自分は…」といったことも考えてるようになり、余計に、寂しくなったり、つらくなってしまいますよね。
以前、こちらのコラム『上司からのパワハラで「孤独」を感じたときの有効な知恵』でも孤独を感じる理由についてお話しましたが、このようなストレスによる孤独感を減らためには2つの方法があります。
ひとつは、他の人たちの寂しさにもっと気がつくこと、ふたつめは、自分の寂しさ、つらさを周りの人に打ち明けることです。
今回は、寂しい、つらいという感情を消し去る「シンプルな方法」についてお話します。
心の見える化
私がセミナーなどのグループワークで行うことのひとつに「心の見える化」というものがあります。
それは、グループのメンバー全員に、メモ帳サイズの用紙を配り、過去のつらい経験、今の寂しい気持ちや理由を無記名で書いてもらいます。
書いてもらう内容は、日常の生活では気付くことができない心の内面です。書いてもらったあとに、そのメモ用紙を回収し、またランダムに再配布します。そして、そのメモ用紙に書いてあることを自分のことのように読み上げてもらいます。
このワークでは、自分ひとりで悲しみや苦しみを抱えている状態では孤独感を味わってしまいますが、他の人の苦しみがわかることで「自分ひとりが寂しく、つらい思いをしているのではない」と思えるようになります。
もしあなたがこのワークができないような状況でも同じような効果が得られる方法があります。それは、他の人と居合わせる機会があったら、「この人もつらい経験をしている」と想像してみるだけで良いのです。
まとめ
今回は、寂しい、つらいという感情を消し去る「シンプルな方法」についてお話しました。
仕事やいつもの生活の中で、寂しい、つらいくて孤独感を襲われてしまったら、人は誰でもつらい経験をしているということを思い出してください。
そして、あなたが感じている心の中の寂しい、つらい、しんどい、悲しい、憎い、自信がない、など苦痛を素直に受け容れます。
次に、このような感情を持つことは誰でも起こる当たり前のことではないのか、と考えてみます。
あなたと同じように、痛みや悲しみ、恐怖など身をもって経験をしている人はたくさんいます。自分と全く同じでなくとも似たようなつらさを経験している人は必ずいます。
最後は、その人たちのことを考えることで自然と思いやりが湧いてくるのを感じてみてください。皆、それぞれの状況をどんな思いでいるのかということに意識を持っていくのです。
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