「意欲がない、やる気がないなら会社を辞めるべきだと思います。これ以上みんなに迷惑をかけないでください。」
このようなメールが部署内の全員に送信されたらどう思いますか。丁寧な言葉を使ってはいるものの、このようなことをされると深く傷ついてしまいますよね。
上司のパワハラなどが原因で、心が病んでしまうことを恥ずかしい、根性がない、弱いから、と思い込んでいませんか。実は、心を病んでしまうということは決して珍しいことではないのです。
今回は、上司のパワハラが原因で心が病んでしまう2つの理由についてお話します。
心が病むのは「遺伝」と「環境」が原因
ストレスなどで心が病んでしまうことに不安を感じているかもしれませんが、その必要はありません。
厚生労働省の調査によると、精神疾患が原因で外来を利用した人数は、年間で約400万人にのぼります。つまり、心が病むということで「自分は弱い人間なんだ」と悲観することはないのです。
また、心が病んでしまう原因は、大きく分けると「遺伝」と「環境」によるものが大きいと言われています。遺伝とは、生まれたときから備わっているもの、環境は、生まれてからそして現在どのような生活を送っているのかということです。
たとえば、双子と言われる一卵性双生児と二卵性双生児では、一人が心の病になってしまったからといってもう一人が病んでしまうのかというとそうではありません。
一方、職場のパワハラのようなストレスが強い環境の下で働いていると、多くの人が精神的に追い込まれ心の病になってしまう確率は高くなるでしょう。
もちろん、同じようにストレスが強い環境にいても、精神的に追い込まれない人もいることも確かです。それゆえに、心の病は、遺伝と環境が相互に絡み合っていると言えるのです。
実際に、精神科の先生なども職場環境などが原因で、精神的に病んでしまうケースもあるようです。ですので、心が病んでしまうということは特殊なことではなく、誰にでもありえることなのです。
まとめ
今回は、上司のパワハラが原因で心が病んでしまう2つの理由についてお話しました。
心の病は、生まれつきによる遺伝と、その後の生活による環境が大きく関係しています。
しかし、そのような病にかかってしまうことはおかしいことでも何でもありません。落ち込んでしまったり、誰かに相談したりすることを気にする必要はないのです。
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