こんな悩みにお答えします。
この記事を読んでわかること
・ビジネスモデルの5つの要素とは
・ビジネスモデルの要素すべてはマスターできない
・ビジネスの構成要素を上手に回す3つの解決策
これから自分でビジネスをはじめようとしている会社員、フリーランスの人にとって、最も大事なビジネスモデルの構成要素について解説していきます。
僕自身も最初はビジネスモデルの5つの要素を知らなくて挫折しそうになりましたが、今ではそれぞれの要素にバランスよくエネルギーを投下できるようになって、色んなことが上手くいくようになりました。
自分でやろうとしているビジネスの5つの要素がわかっていれば、事業を軌道にのせることができるようになります。
目次
ビジネスモデルの5つの要素とは
自分でビジネスをはじめるには、ただ単に自分の好きなこと、得意なことだけでは上手くいきません。仮に上手くいったとしても、必ず壁にぶち当たるときが来ます。
上手くいかない理由は、ビジネスモデルの5つの要素のバランスが取れていないからです。
そのビジネスモデル5つの要素とは、次のとおりです。
- サービス・商品開発
- マーケティング
- セールス
- デリバリー
- ファイナンス
この要素のそれぞれを理解し、バランス良く育てていく必要があります。
順番に解説していきますね。
サービス・商品開発
当たり前かもしれませんが、どんなに良いアイデアや想いがあったとしてもそれを何かしらの形にしなければいけません。
形をいうと、物理的な物だけではありません。Web上のサービスやアプリかもしれませんし、セッションやアドバイスといった形のない場合もあります。
あなたのサービス・商品をお客さまに届けることができるように、具体的な形にする必要があるということです。
マーケティング
マーケティングとは、言い換えると人にサービスを紹介する、伝えるという意味です。
どうやって紹介し、伝えるのかというとブログやSNS、YouTubeという方法があります。
一昔であれば、テレビ、ラジオ、新聞といった方法でしか伝えることができなかったので、今ではかなり簡単に、安くできるようになったといえます。
最近では、ネットを使ったWebマーケティングという方法が主流です。
どんなに良いサービスや商品であったとしても、人が知らないと売れることはありません。逆に、内容がぶっちゃけイマイチでも、マーケティングがうまいと商品は売れてしまいます。
それだけ、マーケティングという考え方はとても重要な要素なのです。
セールス
セールスは、お客さまからお金をもらうということです。
変な日本語ですが、お金をもらわないとお金は入ってきません。
たとえば、フリーランスなどでサービスを作って、納品をしたあとに、相手に請求書を送らなければなりません。
最初のうちは請求書を送るという行為は、なんか違和感がある行為に感じることもあります。
どうやって、お金をもらうのか。ビジネスを回すにはどうやってお金を回していくのかも考えておかなければいけません。
デリバリー
サービスができたら、お客さまの元に届けなければいけません。あなたのサービスは、どうやって届けるのが最適でしょうか。
物理的な物であれば、宅急便などの仕組みについて知っておく必要があります。
また、ネットを使ったサービスであれば、お客さまはどうやってそのサービスを手に入れることができるのか、どうやってお金を払うのか、そのタイミングはいつか、お金を払った後の流れは、という具合に、お客さまがストレスなく購入し、手に入る流れができているかどうかを見ておきましょう。
ファイナンス
自分でビジネスをするには黒字にしなければなりません。赤字にしたら、会社は潰れてしまします。
またビジネスをしていると、お金の入ってくるタイミングについても知っておかなかればなりません。
たとえば、50万円のサービスが売れたとします。
今、あなたの手元には23万円あって、毎月の生活費用が20万円だったとします。このとき、50万円があなたの手元に入ってくるのが2ヶ月後だったらどうでしょう。
今月はなんとか生活できそうですが、来月は生活できないことがわかります。ビジネスの世界では、このようにサービスが売れた日と、実際の支払日が異なるというのが基本的な考え方です。
このことを頭に入れておかないと、サービスが売れても自分の身がもたないということにもなります。注意しておきましょう。
同時に、売上が上がるようになったら、税金や確定申告の知識も必要となってきます。この部分で、自信のない人はメンターや専門家に相談するものありです。
ビジネスモデル5つの要素すべてはマスターできない
ここまでビジネスモデルの5つの要素についてお話しましたが、「これ全部は難しいなぁ」と思ったかもしれません。
確かにこれをすべて自分でやりきるというのはかなり難易度があがります。
ですので、ビジネスが上手く回っていないと感じたら、あなた自身は自分の得意なところにエネルギーを使いましょう。
そして、自分の苦手なところは他の誰かに任せてしまうというのをおすすめします。
フリーランスなど個人でビジネスをする場合、最初のうちは全部やらないといけないのですが、ある一定のラインに来たら全部は自分でできなくなるくらい忙しくなってきます。
そうなったら、自分の苦手なところはもっと上手くできる人に任せて、自分は自分の得意なことに集中しましょう。
ビジネスの構成要素を上手に回す3つの解決策
自分のビジネスが上手くいっていない、お金が回っていかないのはビジネスの5つの要素のどこかが上手く機能していないということです。
そんなときは、ビジネスモデル5つの要素にそれぞれ点数をつけてみてください。
5つの項目すべてが80点以上であれば、必ずあなたのビジネスは上手く回っていきます。
では、もし上手くいっていない箇所が見つかったらどのようにすればよいのでしょうか。解決策は次の3つです。
- 競合と比べる
- 低い点数は上げやすい
- 誰から学ぶのか
ひとつずつ解説してきます。
競合と比べる
まずは自分のビジネスと同じ業種、つまりライバルの会社でうまくいっているところと比べてみましょう。
そのライバル会社のサービスや商品はどうでしょうか、どのようにしてデリバリーはできているのでしょうか、Webサイトの作りはどうなっているのでしょうか、もしサービスを受けることができたら試してみるのもいいでしょう。
また、競合がうまくいってなさそうなところはどこでしょう。その部分は、自分のビジネスでは真似をしないようにしないといけません。
低い点数は上げやすい
もしあなたのビジネスのサービス・商品が、すでに80点あるにも関わらず、うまくいっていないとき、さらに、サービス・商品の点数を伸ばそうとしていませんか。
確かに、自分の得意な場所に力を入れるというのは一見、正しいように思います。しかし、すでに80や90点のものを95点にするのはかなり難しいです。
一方、30点のものを60点に上げるというのは簡単なんですね。
なので、ビジネスの5つの要素のうち、点数が低いと思うものがあればその部分を伸ばす努力をした方が成功する確率は何倍にもなります。
誰に学ぶのか
うまくいっていないときは、その道のプロに学ぶというのが最も効率がいい方法です。
ただここでも注意点がひとつあります。それは、誰に学ぶのかということです。
理由は、自分が上手にできることと人にそのやり方を教えるというのは全く別のスキルだからです。
よくその道の職人のような人がいて、弟子に対し「技術は教わるんじゃなくて盗むもんだ」ということを言ったりしていますが、正直、これはキツイです。
職人の腕は確かだと思いますが、ずっと横で見ているだけですと、時間もかかりますし、見ているだけじゃよくわからないこともたくさんあると思います。
いわゆる職人と呼ばれる人が増えていかないのは、自分はできるがそれを相手に伝えるという技術を持っていないからかもしれません。
まとめ:ビジネスモデルの要素でいちばん大切なもの
今回は、ビジネスモデルの5つの要素についてお話しました。
5つの要素の中で、いちばん大切なものはと聞かれたら「マーケティングとセールス」です。
多くのフリーランスや会社が良い商品、サービスを持っているにも関わらずうまくお金が回っていないのはこのマーケティングとセールスがうまくできていないことがほとんどです。
ぶっちゃけ、マーケティングとセールスがうまくいけば、そこそこの売上も確保することができます。
今回ご紹介したビジネスモデルの5つの要素をぜひ、自分のビジネスに当てはめてみてください。
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