こんな悩みにお答えします。
この記事を読んでわかること
・モラハラ(=モラルハラスメント)の特徴
・上司のモラハラ具体例
・モラハラ上司の心理
・モラハラ対策3選「相談する」「訴える」「転職する」
会社のモラハラ上司に悩んでいる人、職場のハラスメントで困っている人にとって、具体的な対策方法をご紹介していきます。
僕も以前は上司のモラハラで2年間つらい思いをしてきました。その当時にこうしておけば良かった!という内容を盛り込んでいます。
モラハラ上司に屈することはありません。ちゃんとした知識があれば必ず解決できます。
目次
モラハラ(=モラルハラスメント)の特徴
モラハラ(=モラルハラスメント)のとは、どのような意味なのでしょうか。
モラハラとは、フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した言葉です。Wikipediaには以下のように書かれています。
外傷等が残るために顕在化(見える化)しやすい肉体的な暴力と違い、言葉や態度等によって行われる精神的な暴力は見えづらいため、長い間潜在的な物として存在していたが、イルゴイエンヌの提唱により一般にも知られるようになった
このようにモラハラとは身体的は攻撃(いわゆるパワハラ)ではなく、相手への精神的な攻撃といった特徴があります。
次に、モラハラの例についてご紹介します。
モラハラの具体例
職場や上司のモラハラの例について、次のようなものがあります。
- 相手を軽蔑する
- 話しかけても無視をする
- できたことは一切認めず、ミスばかりを責める
- 仲間はずれにする
- 誹謗中傷や陰口、悪口を言う
これ以外にも、ウソをつく、暴言を吐く、相手を認めない、否定するといったパワハラにも共通する言動も含まれます。
パワハラとモラハラの違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。
モラハラ上司の心理
結論から言いますと、モラハラ上司の心理として感覚が麻痺していることがあげられます。とりわけ、感覚が麻痺しているとは、苦しみや悲しみといった感情が無くなっていることをさします。
モラハラ上司は相手に対して失望すると、苦しみや悲しみといった感情の代わりに怒りや憎しみを感じます。
この怒りや憎しみは一時的なものではなく継続的に行われ、自分のやっている行為を正当化しようともします。
また、モラハラ上司は道徳的に問題のある行動や言葉を発することにためらいがないのです。
モラハラ上司の特徴
ではなぜ、モラハラ上司はこのような行動を取るのでしょうか。
様々な原因があるのですが、重要なのが、幼少期の頃の経験がその後の人生に影響を及ぼしているということです。
幼少期の経験の中で、特に影響を与えているのが次の2つです。
- 過保護に育てられる
- 常に批判される
順番に解説していきます。
過保護に育てられる
会社に周りの人を思い通りに動かそうとしたり、小さなことで褒めてもらおうとする人はいませんか。
このような人は、モラハラ上司になりやすい傾向にあります。
それは子供の頃に甘やかされて育ったことが原因で、「自分のために誰かが動いてくれる」という思考になっているからです。
自分の努力で手に入れたわけではなく、周りの配慮のおかげで手に入れたものを当然のことと勘違いしているのです。
常に批判される
小さいころから、褒められたり、励ましたりしてもらえずに批判ばかり受けてきた人は、相手に対して怒鳴りやすく、周りに当たることばかり考えるようになります。
批判を常に耐えてきた子供は、大人への復讐のため、人をいじめたり、恥をかかせるような行動をとる人間へと育っていきます。
そして、何か障害にぶつかってしまうと、多くの場合は「自分は被害者だ」と思い、周りの責任にしようとします。
人を批判することしかされてきていないので、このように考えるのも無理はありません。その結果、人には心を許さない、怒鳴ってばかりの人間になっていくのです。
モラハラ対策3選「相談する」「訴える」「転職する」
では、もし自分がモラハラにあってしまった場合はどのようにすればよいのでしょうか。
やるべき対策は、大きく分けて3つあります。
- 相談する
- 訴える
- 転職する
まずは、相談する方法についてご説明します。
相談する
まずは、身近の信頼できる人に相談をすることをおすすめします。
モラハラのような攻撃にあっていると、自分が自分でいられなくなり、何が正しくて何が間違っているのかと言った正常な判断ができなくなるからです。
誰かに相談をすることで、客観的に現状を見てもらえるでしょう。
訴える
会社に相談をしても何も変わらない。そのような場合はモラハラ上司に仕返しをしたい、ということも考えられるでしょう。
このような手段を取る場合には、弁護士といった専門家の知識が必要となってきます。
最終的に訴える、訴えないは別としてまずは相談してみるのもいいかもしれません。
転職する
最後は、転職です。
モラハラのような行為は、我慢していても一向に回復はしません、むしろどんどんエスカレートしていき、あなたの心はもっとすり減っていってしまうでしょう。
場合によっては、転職という手段をとったほうがよいでしょう。モラハラによる転職は決して恥ずかしいことではありませんし、逃げることでもありません。
もしあなたが今の会社を退職しようかどうか迷っている場合は、こちらの記事【体験済み】パワハラで会社は辞めるべき?その理由を解説しますがお役に立つかもしれません。
上司のモラハラを我慢し続けた末路
モラハラを我慢し続けるとどうなってしまうのでしょうか。
場合によっては、心的外傷後ストレス障害(PTSD)という精神疾患を患ってしまう危険もありますし、実際に僕自身も軽度のPTSDを患っています。
そうならないためにも、もしあなたがモラハラのような状況に置かれているのであれば、すぐに行動をしてください。
モラハラとPTSDの関係についてもっと知りたい方は、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」はパワハラでも起こりうるのかをご参照ください。
まとめ
今回は、【公開】理不尽なモラハラ上司の心理、例、対策方法についてお話しました。
モラハラ上司は、自分の行動に対して疑問を持つことはありません。疑問どころかそれが正しいとさえ思っているのです。
モラハラ上司の対策について、3つご紹介しましたが、1番大切なのは「相談をする」ことです。
ひとりで悩み、我慢する必要はありません。まずは周りの人に相談をしてみてください、きっとあなたの味方になってくれるでしょう。
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