「10年後には、なくなる職業」という言葉が世間を飛び交っているように、「いずれ自分の仕事がなくなってしまうのではないか」と不安に感じたことはありませんか。
こんな悩みにお答えします。
江戸時代に存在した多くの職業が現在は存在しないように、AIに代表されるIT技術の進歩により、今は、働き方について大きな変換期にあると言えるでしょう。
では、今後も存在するであろう働き方と、そうでない働き方とはいったい何が違うのでしょうか。
今回は、存在する=儲かると定義し、儲かる働き方と儲からない働き方の種類についてお話します。
儲からない働き方とは
まず、儲からない働き方とはどのようなことでしょうか。ここではわかりやすくするために、例え話を使ってご紹介しましょう。
野菜を作る農家にも儲かる農家と儲からない農家がいます。儲からない農家というのは、自分で考えず、ただ言われたことだけをやるという農家のことです。
このような人たちはただの労働力としてしか見られておらず、もしいなくなったとしても代わりの人間を雇えば良いとなってしまい、重宝されることはありません。
では、儲かる農家とはどんな働き方をしているのでしょうか。6つのタイプに分けてご紹介します。
儲かる農家の働き方とは
1.採れた野菜を他の場所に運んで売ることができる農家
これは、採れた野菜を港に持っていって魚と交換したり、違う場所で売ったりすることができる農家のことです。野菜を運ぶのは大変な労力が必要ですが、頑張れば頑張った分だけ儲けることができます。
2.一人でたくさんの野菜を育てることができる農家
これは、他の農家が一人で10kgの野菜を育てることができることに比べ、一人で20kgの野菜を育てることができる農家を指します。
同じ労力を使ったとしても、彼の場合は2倍の野菜を育てることができるので、単純に儲けは2倍になります。効率の良い野菜の育て方や、収穫の方法を知っている農家ということになります。
3.高く売れる野菜を育てることができる農家
この農家は、同じ野菜だとしても富士の天然水を使用し、肥料を使わずに育て上げた野菜を育てることができるとすれば、そこには他の野菜にはない付加価値をつけることができます。
このように同じ商品・サービスであったとしても、差別化をすることができれば同じ野菜であったとしても、他の野菜に比べ、高い価格で販売をすることができるでしょう。
4.野菜を育てる新しい仕組みを創る農家
農家であれば、天候によってその季節の収穫は大きく左右されてしまうでしょう。
しかし、この農家は1年中安定して野菜を育てることができるビニールハウスを創り出すことができ、悪天候に右往左往することなく、安定した収入を得ることができます。
5.他の農家をまとめあげる、組織の長
この農家は人間としての魅力が高く、リーダーシップにも優れています。多くの農家を従え、チームとして行動をします。シーズンによって育てる野菜を考え、それぞれの農家に役割を振り分けます。
彼について行くことで多くの農家が安定して野菜を収穫することができ、また彼自身も多くの収入を得ることができるのです。
6.オーナー型の農家
この農家自身は、直接野菜を育てなくても構いません。
しかし、農業についての知識に長けており、市場ではどのような野菜が高く売れるのか、害虫に有効な農薬、野菜が美味しく育つための肥料など、野菜を育てることから売ることに至るまでのことを知り尽くしています。
さらに、彼は野菜を育てるための農場と機械、そしてそれを維持するための資金もたくさん持っています。
彼が持っている農場で多くの野菜が取れれば他の農家に報酬として野菜を渡し、残りは自分のものとすることができます。自分が直接農業をしなくても機械を増やすことで自身の収入も増やすことができます。
実はこのタイプの農家が一番収入を得ることができます。
しかし、一歩読みを間違えて売れない野菜を大量に栽培してしまえば、まるまる自分の損になってしまいます。
また、農家にふさわしくない人を雇ったとしても損になるでしょう。このようにオーナー型の農家は決して、何もせずともお金が入るようなものではなく、全て自分の責任で、決定し判断しなければいけないということになります。
まとめ
今回は、儲かる働き方と儲からない働き方の種類についてお話しました。
あなたの周りで大きく稼いでいる人、成功している人はこの6つのタイプに当てはまっているのではないでしょうか。
ただし、今後も儲かる働き方を目指すのであれば、3.〜6.の働き方を目指すべきです。なぜなら、1.と2.の働き方は今後、IT技術の進歩により、機械に頼ることで誰でも同じことができるようになるからです。
あなたは、今後、どのような働き方をしたいですか。
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