「仕事のモチベーションがあがらない」「最近モチベーションが下がってきた」といった言葉を耳にします。そもそもモチベーションってどんな意味があるのでしょうか。
なんとなく使っている言葉もその意味がわからなければ、どうやってモチベーションをあげたらよいのか、コントロールすればよいのかわかりませんよね。
そんな疑問にお答えします。
今回は、モチベーションとは何か?その意味から心理学との関係についてお話します。
目次
モチベーションとは何か?
モチベーションとは英語では「motivation」と書きます。日本語でどんな意味かといいますと「動機づけ」という意味です。
正直、ちょっとよくわかないですよね。では動機づけとはどういう意味なのでしょうか。
動機づけとは、心理学で人などの動物に行動を起こさせ、ある目標に向かわせる心理的なプロセスのことをいいます。
そして、そのプロセスは、内側からの影響(内的要因)と外側からの影響(外的要因)が深く関係しています。もう少し掘り下げてみます。
モチベーションの内的要因とは
内的要因とは、自分がどのように感じるのかということです。たとえば、仕事において、
- その仕事が楽しい
- 自分の成長につながる
- やりがいがある
といったものです。では、外的要因とはどのようなものでしょう。
モチベーションの外的要因とは
外的要因とは、自分の周りに起こる現象のことです。
これは自分ではコントロールをすることができないという特徴があります。たとえば、
- 仕事の将来性
- 給料や昇進、昇格
- 周りからの期待、評価
といったものが当てはまります。
モチベーションを上げるためには、この内的要因と外的要因の両方を上げる必要がるといわれています。
補足:ハーズバーグの二要因理論
モチベーションを語る上ではずせないのが、アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグです。
ハーズバーグは、モチベーションについては、動機づけ要因と衛生要因のふたつが関係していると提唱しました。
動機づけ要因は先程の内的要因、衛生要因は外的要因とほぼ同じ意味で使われており、ハーズバーグは「動機づけ要因をあげることができればモチベーションは高まるが、衛生要因をあげただけではモチベーションが高まることはない」と言っています。
つまり、給料や待遇ではなく、やりがいや成長によってモチベーションはあがるということなんですね。
モチベーションをあげるには
ではモチベーションをあげるためには、結局どうすればよいのでしょうか。
モチベーションをあげる方法は色々ありますが、私の場合は次の方法をおすすめします。
- 偉人の言葉を観る
- 好きなアーティストの音楽を聞く
- 嬉しかったことを思い出す
です。ひとつずつ解説します。
偉人の言葉を観る
ひとつめは、偉人の言葉を観ることです。本や記事でもよいのですが、Youtubeなどの動画だと、目と耳から情報を得ることができますので効果が高いといわれています。
個人的には、経営者やスポーツ選手の偉人の言葉などを観るとやる気が出てきます。音楽も入っていてとても良いです。
やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。
常にやれることをやろうとした自分がいたこと、
それに対して、 準備した自分がいたことを誇りに思っています。-イチロー-
奮い立たせてくれる言葉
好きなアーティストの音楽を聞く
好きなアーティストの音楽を聞くのもおすすめです。
日頃、音楽をか聞かない人でも好きな曲や好きなアーティストがいるのではないかと思います。アップテンポや癒やし系の音楽がおすすめです。
嬉しかったことを思い出す
最後は、嬉しかったことや楽しかったことを思い出すということです。
ちょっと怪しいかもしれませんが、思い出すという行為は脳に直接作用するので効果は高いです。
嬉しかったことや楽しかったことは思い出しただけで、顔がほころんでしまうと思います。その気持ちがモチベーションを上げてくれる源になるんです。
詳しい解説については、こちらの記事【結論】本当にモチベーションを上げる「たったひとつの方法」でご紹介していますので、もしよろしければご一読ください。
モチベーションをあげる方法をいくつかご紹介しました。
もちろん、毎回これだけをやっていれば大丈夫というものはありませんので、色んな方法を試してもらえると嬉しいです。
まとめ
今回は、モチベーションとは何か?その意味から心理学との関係についてお話しました。
まとめますと、
- モチベーションとは、動機づけのこと
- モチベーションをあげるには、内的要因と外的要因の両方をあげることが必要
- モチベーションをあげる方法は自分にあった方法をやる
ということです。
生きているとどうしてもモチベーションのあがり、下がりはあります。いつも元気に見えるあの人もあなたが知らないだけで必ずモチベーションが下がるときもあります。
ただそのように見えるのは、自分にあったモチベーションのあげ方を知っているからでしょう。あなたも自分にあったモチベーションのあげ方を見つけてくださいね。