パワハラやモラハラを受けていると「周りの同僚からも距離を置かれているような気がする」「どうして誰も気にかけてくれないのだろう」と周囲から孤立しているように感じたことはありませんか。
パワハラやモラハラを受けることによって、被害者の身体や心だけでなく、その周りの環境も変わっていってしまうのはなぜでしょう。
実は、知らず知らずのうちにパワハラは、その行為者と被害者の周りにも影響を及ぼしているのです。
今回は、パワハラ・モラハラ行為が被害者の「周りに与える影響」についてお話をします。
パワハラ上司が部下を攻撃することは、周囲にも影響も与える
パワハラやモラハラなどの攻撃は、机を蹴る、書類を投げ飛ばす、罵声を吐く、過度の叱責など、第三者からでも目に見えるような行為もありますが、目に見えないストレスや不安、圧力といった影響もあります。
むしろ、目に見えないもののほうが影響の割合といった意味では多いかもしれません。
パワハラ上司から部下である被害者に攻撃をしたとしても、その周りの人々は被害者が罵倒される意味やその背景を知らないので、被害者がどれほど傷ついているのかを知ることはできません。
また、被害者はパワハラやモラハラから身を守ろうとする行動が周りの人間を苛立たせていることもあります。
たとえば、先日の相談者の方から、「パワハラ上司は、仕事の報告、相談など何かを言えば必ず叱責される」という状況でした。その結果、その相談者は「何もしゃべらない」という行動をとるようになっていました。
しかし、仕事を進めて行く上で周りの人とコミュニケーションを全く取らないというわけにはいきません。
その結果、周りの人間から「相談者は何を考えているのかわからない」というレッテルを貼られ、パワハラ上司に直接関わらない時間や場所であったとしても常に周りの人々からのストレスをかけられている状況になってしまったのです。
まとめ
今回は、パワハラ・モラハラ行為が被害者の「周りに与える影響」についてお話をしました。
パワハラ上司から攻撃を受けることで、被害者が直接的に苦しむばかりではなく、その苦しんでいる状況の中での被害者の行動は周りの人々にも悪い影響を与えてしまいます。
ここで大切なのは、パワハラ上司と周りの人との対応を変えることです。特にすぐ側にいる人は大事にすることが必要です。
パワハラの被害者は、傷ついてつらい思いをしているでしょう。だからこそ、相手に優しく接することができるのです。そうすることで、周りの人々に良い影響を与えることができ、味方の増えていくでしょう。
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