パワハラ上司の攻撃ってやっかいですよね。「おまえにはいつもがっかりだ」「バカかお前は」という具合になぜそのようなことが平気で言えるのかという勢いでパワハラ上司は怒鳴り散らしてきます。
このタイミングで言い返そうものなら、何倍にもなって跳ね返ってくるのは目に見えています。
では相手の怒りが収まるまで耐え続けるしかないのでしょうか。パワハラ上司の攻撃は、チャンスとして捉え直すことで落ち着いて対処することができるのです。
今回は、パワハラ上司の対策。相手を黙らせる「3つのステップ」についてお話します。
パワハラ上司の対策。ステップ1.「自分に言い聞かせる」
パワハラ上司が攻撃してきたら、あなたは本能的に迎え撃つ体制をとるでしょう。
しかし、それは上手くいかないとわかっています。ですので、これを攻撃とは思わず心の中で次のようにつぶやいてください。
「今は、落ち着くのが最も大事だ」
落ち着いてなんかいられないと思うかもしれませんが、繰り返しこの言葉を唱え続けましょう。
もしここで言い返そうものなら、パワハラ上司の思うつぼです。逆に、落ち着きを守り通せることは最高の防御策になるのです。ここで、もう一度心の中で言い聞かせてください。
「今は、落ち着くのが最も大事だ」
パワハラ上司の対策。ステップ2.「相手に尋ねる」
この頃、相手はあなたが泣きだすか、逃げるのを期待しているでしょう。このタイミングであなたは少し戸惑いがあるかもしれませんが、次のように言ってみてください。
「それで言いたいことはなんでしょうか」
このとき、相手のことをよく観察してみてください。相手は泣きだすか、逃げるかしると期待していたにも関わらずあなたが傷ついていないので慌てているでしょうし、もっと攻撃を強めてくるかもしれません。
そのときは勇気を出してこのように言ってみてください。
「そのことですが、どうかしましたか」
この行動は「消去バースト」を誘う可能性が高まります。「消去バースト」とは、繰り返し行動を行った結果、無駄だとわかるとそのうちその行動を取らなくなるという現象のことです。この「消去バースト」を誘うことがパワハラ上司の対策になるのです。
パワハラ上司の対策。ステップ3.「建設的に訴えかける」
あなたの「そのことですが、どうかしましたか」という回答に対し、相手はさらに怒りをぶつけてくるかもしれません。その場合は、したいようにさせて次のように言ってみてください。
「あなたの言いたいことは私には伝わりません。いったい、私にどうしろと言いたいのですか」
あなたが落ち着いている行動を取っていると相手は、荒々しく攻撃をすることが無駄だとわかるでしょう。もっと建設的なところに向かっているということに方向転換できるかもしれません。
そして何より、パワハラ上司とまともに話せなかったとしてもあなたは自分自身の行動に誇りを持つことができるのです。
まとめ
今回は、パワハラ上司の対策。相手を黙らせる「3つのステップ」についてお話しました。
相手が罵声を吐き散らす中あなたは整然と落ち着いた態度を見せる必要があります。臆病になったり、逃げ腰になった姿を見ると相手はそこにつけ込んでくるからです。守りに入れば入るほど、攻撃されやすくなってしまうのです。
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