「仕事をがんばれというけど、どれだけがんばればいいのか分からない」「どこまでが甘えで、どこからががんばりすぎなのか分からない」と不安に思うことってありますよね。
がんばることは決して悪いことではありませんし、生きているとがんばらなければならないとき、無理をしなければならないときは、必ずやってきます。
仕事をがんばって成功したという人の話を聞くと、「もっと努力しなければ」と考える人もいるでしょう。しかし、がんばり過ぎが原因で、パタリといってしまっては意味がありません。
そんなときは、次の「3つのルール」を守ることで、パタリといってしまう前に踏みとどまることができるのです。
今回は、働くあなたが仕事をがんばる時に意識するべき「3つのルール」についてお話します。
月平均80時間の壁
仕事をがんばることは大切ですが、一体どこまでがんばればよいのでしょうか。この質問に対する答えですが、まずは「月平均80時間を超える残業をしてまでがんばること」は辞めてください。
厚生労働省による2017年版の「過労死等防止対策白書」では、2016年度に認定された過労死・過労自殺(未遂を含む)の件数は191件というデータもあります。
このように月平均残業時間が80時間を超えると、過労死・過労自殺のリスクが高まると言われています。これには、個人差がありますので一概に時間だけでは判断できませんが、ひとつの目安となるはずです。
自分で決めたか、成果がわかるか
残業時間は、ひとつの目安ということをお伝えしました。では、がんばっても上手くいく人とパタリといってしまう人の違いはどのようなものがあるのでしょうか。
それは「がんばっていることが自分で決めたどうか」と「成果がわかりやすいか」です。
私の知り合いの美容師さんは、朝から晩までお店に立ち、お店の営業が終わってもカットの練習、更に休日も場合によっては、セミナーなどに参加しており、とても忙しく過ごされています。
しかし、本人に話を聞くと「昔からやりたいことだったし、お客さんがきれいになって、喜んでいるのを見ているのが楽しい」と答えてくれました。
このように「がんばっていることが自分で決めたどうか」と「成果がわかりやすいか」の2つのルールも加わることで、長時間がんばってもパタリといってしまうことはないのです。
逆に、自分の決めた仕事ではなく、成果も見えづらい、ような仕事は注意が必要です。このような仕事を長時間がんばり続けると精神的に大きな負担になってしまうからです。
まとめ
今回は、働くあなたが仕事をがんばる時に意識するべき「3つのルール」についてお話しました。
人生でがんばりは付きものです。何度かは本気でがんばらないといけない時期もあるでしょう。
しかし、仕事とはその瞬間をがんばるものではなく、長く行い続けるマラソンのようなものです。途中で棄権することなく、ゆっくりでも前に進み続けること、疲れたら少し休むことが一番大切なのです。
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