「お前は本当に可哀想な人間だな」など、パワハラ上司からまるで生きている価値がないような言葉の暴力を受けたことはありませんか。
このような言葉を浴び続けると最初は気にしなくても、次第に「自分は本当に価値のない人間かもしれない」と考えてしまうのが、パワハラの恐ろしいところです。そもそも、パワハラ上司は一体、どのような目的があってそのような暴言を吐くのでしょうか。
それは、そのように部下を追い込むことに喜びを感じるからなんです。このようなパワハラ上司の攻撃にあなたは我慢をする必要はありません。つまり、真に受ける必要はないということです。
今回は、言葉の暴力を振るうパワハラ上司の手の内と解決方法についてお話します。
パワハラ上司は部下を思い通りに操る
パワハラ上司は、まず部下の考えを抑えようとするところから始まります。それがエスカレートしていくと、今度は相手が自分の思った通りに反応し、行動するように仕向けていきます。
例えば、相手が追い詰められるとどのように反応するのかを探るため、わざと言葉の暴力を行います。
ここでのポイントは、起こったことの責任が部下にあるように見せることです。その上で、部下の欠点や苦手なことを言い当てて自信をなくさせていきます。
この段階にくれば、パワハラ上司の思う壺です。どんな言葉の暴力を発しようとも、部下が「自分ができないのが悪い」と思うようになり、自分への怒りや憎しみは生まれにくくなってしまうからです。
また、このようなことが原因で部下が体調を崩したり、会社を病気で休むようになったとしても一切の責任は感じません。その上司は「もともと体が弱い人間だった」「根性のないやつだ」と思うだけなのです。
上司に暴言を吐かれたときの3つのステップ
口癖のように暴言を吐いてくる上司がいた場合。どのようにすればよいのでしょうか。
まずは、「周囲の人に相談をする」ようにしてください。「そんな当たり前のことか」と思うかもしれませんが、パワハラの被害にあっているとそんな当たり前のことすらできなくなってしまうのです。周囲の人に話すことで、客観的に今、置かれている状況を判断してくれるでしょう。
次に相談できる場所は、「社内の相談窓口」や「労働組合」です。もし、周囲に相談できるような環境でない場合は、「社内の相談窓口」や「労働組合」に相談することも有効な手段です。
しかし、すべての会社に相談窓口や労働組合があるとは限りません。そのような場合は、「社外の相談窓口」をおすすめします。
例えば、厚生労働省では各都道府県に「総合労働相談コーナー」という窓口を設置しています。パワハラのような職場のいじめ・嫌がらせ、労働環境など問題について、相談を電話や面談で受け付けています。
まとめ
今回は、言葉の暴力を振るうパワハラ上司の手の内と解決方法についてお話しました。
パワハラ上司は、言葉の暴力を巧みに使ってあなたを支配しようとしてきます。この上司の攻撃に対処するには、その言葉の暴力を真に受けないことです。あなたはそのような上司のせいで人生を棒に振る必要はまったくないのです。
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