仕事のパワハラってつらいですよね。事あるごとに暴言を吐かれたり、大勢の前で怒鳴られたりすると、喉が乾いたり、鼓動が速くなったり、頭痛がしたり、胃がしまるような思いをしたことはありませんか。
これは、人の中の爬虫類の脳が、「戦え」や「逃げろ」といった命令を出している証拠なのです。
しかしながら、通常、仕事をしている場合、パワハラにあったとしてもその上司と戦っても、その場から逃げ出したとしても問題が解決することはないでしょう。
戦っても逃げてもダメな時は、一旦、心を落ち着かせる事でその場を乗り切ることができるようになるのです。
今回は、仕事でパワハラにあったときに心を落ち着かせる「6つのステップ」についてお話します。
仕事でパワハラにあったときに心を落ち着かせる「6つのステップ」
それでは、順番に心を落ち着かせるための6つのステップをご紹介していきます。
ステップ1.認識する
最初のステップでは、その相手がまともな思考ができないことを理解します。相手の理不尽な行動は、今ではなく、最近または遠い昔のことが原因であること、そして、反論したり説得しても無意味であることに気づく必要があります。
ステップ2.見極める
ふたつめは、相手のやり方、つまりその人の異常さの表し方を見つけます。パワハラ上司は特有の方法で、あなたの感情を揺さぶり、恐怖や罪悪感を持つように仕向けたり、あなたの思考回路を狂わせようとしてきます。
相手のやり方がわかると、前よりも冷静になって、自分の感情をコントロールできるようになります。そして、相手の異常さ迎え撃つための準備ができるようになります。
ステップ3.理解する
相手の理不尽な行動はあなたのせいではないということを理解します。パワハラ上司の暴言を鵜呑みにしないように、相手と話す前に自分の感情を落ち着かせておきましょう。
ステップ4.受け入れる
相手と話すときは、その異常な行動を受け入れます。
その異常な行動には何か理由があるはずだと信じてみるのです。そうすることで、相手の言動の裏に隠されているものを知ろうという気持ちになります。
ステップ5.味方であると示す
相手が怒りを爆発させたとしても、落ち着いて相手の話に耳を傾けます。相手の話すを遮るよりも、相手の怒りを全て吐き出させるようにします。
あなたが反撃をしてくると構えていますが、寄り添ってみるのです。そうすると、相手もあなたの話に耳を傾け、共感してくれるようになります。
ステップ6.導く
相手が落ち着いてきたら、冷静な判断ができるように導いてあげください。
まとめ
今回は、仕事でパワハラにあったときに心を落ち着かせる「6つのステップ」についてお話しました。
この6つのステップを踏むことで、あなたはほとんどの理不尽な攻撃に対処できるようになるでしょう。ただ、これらが決して簡単なことではありません。やっていて楽しいことでもありませんし、すぐに効果が現れるようなものでもありません。
でももし、あなたを攻撃する人、理不尽な人、嫌がらせをする人とうまく付き合う方法を見つけたいのなら、これが最善の方法なのです。
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