上司のパワハラが原因で、うつ病が発症してしまうことも少なくありません。そのうつ病が進行すると「こんな仕事もできないようだと、もう死ぬしかない」と考えるようになってしまいます。
パワハラのような人間関係だけでなく、仕事の内容そのものが原因でうつ病を患ってしまうことも珍しくありません。
たとえば、最も過酷な仕事の一つである陸上自衛隊員は日々の厳しい訓練や任務に対して、どのようにストレスをコントロールしているのでしょうか。
今回は、【社会人必見】パワハラによるうつ病を防ぐ「陸上自衛隊員の心得」についてお話します。
陸上自衛隊員に学ぶ「EEI」という考え方
あなたは、「EEI(=Essential Element of Information)」という言葉をご存知でしょうか。
これは、陸上自衛隊衛生学校のコンバットストレス教官で教鞭をとられている下園壮太氏が著「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」で述べれているもので、軍隊でもよく使う情報収集の視点のことを指します。
EEIとは、敵がどのような活動をしているか分からないとき、相手の行動を読んで、もしそうならどのような変化が見えるだろうと予想しその変化に注目して情報を収集するという考え方です。
ここで、EEIの考え方を会社に当てはめてみましょう。
もしあなたが今、会社の上司のパワハラで悩んでいたとします。つらくて、嫌な思いをしていてもひょっとしたら「自分は大丈夫」「まだ頑張れる」と思っているかもしれません。
ただ、ここで立ち止まってみて「もし、パワハラのストレスが溜まっているとしたら、自分はどのような行動をしたり、体にどのような症状が出てくるだろう」と考えてみるのです。
もしかしたら、寝坊や体調不良による遅刻や早退、欠勤が増えているかもしれません。または、いつもはそつなくこなせる仕事もミスが増えてきていたりしませんか。
このように「ひょっとしたら、◯◯かもしれない」と考え(予想し)、行動、対処する(休んだりする)ことがEEIの考え方なのです。
まとめ
今回は、【社会人必見】パワハラによるうつ病を防ぐ「陸上自衛隊員の心得」についてお話しました。
パワハラによるうつ病は、我慢や努力でなんとかなるようなものではありません。うつ病は、風船に空気を入れるように、少しずつあなたの体の中にストレスとして溜まっていきある日突然、破裂してしまうのです。
だからこそ、日々のストレスコントロールが大事になってくるのです。
もしあなたがなんだか疲れていて、なんかうまくいかないなぁと思ったら、この陸上自衛隊のEEIの考え方について実践してみてください。
参考書籍:「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」(下園壮太著)
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