パワハラ事例

【暴言】Jリーグ湘南監督にみるパワハラの行為と対処方法

10月4日、サッカーJ1湘南の曺貴裁(チョウキジェ)監督(50)がチームメンバーやスタッフに対して繰り返しパワハラを行っていたとして、Jリーグではその調査を行い、実際にそのパワハラが認められるということがニュースになりました。

スポーツ業界では、以前にもレスリングの伊調選手のときやアイススケートの織田信成氏の監督辞任のときにも話題になったように、スポーツ業界ではパワハラ、モラハラ問題があとを絶ちません。

「まぁ、スポーツ業界は上下関係が厳しいし、仕方ないよね」

と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

パワハラ、モラハラのような行為は、スポーツ業界だけでなく、会社や学校、家庭など二人以上の人間関係があれば存在しうることなのです。

この記事では、今回のJ1湘南の事例をもとに、どのような行為がパワハラとなり得るのかについて解説していますので、あなたが知らない間にパワハラの行為者になることを防いだり、もしパワハラにあってしまったらどのようにすれば良いのかが分かります。

今回は、【暴言】Jリーグ湘南監督にみるパワハラの行為と対処方法についてお話します。

どのようなパワハラ行為があったのか


今回のJ1湘南の事例では、どのようなパワハラ行為があったのでしょうか。

朝日新聞DIGITALの記事によると、選手に対しては、

ロッカールームで「(お前は)チームの癌だ。他に移るから出ていけ」「お前はもうあきらめている」などと怒鳴った。

「このプレーは何だ」「一生懸命やってないじゃないか。入団当初はそんなことしていなかったぞ。こういうプレーを今後も続けるなら練習しないほうがいい」「こういうプレーをする選手は湘南の選手ではない。こういうプレーをするなら他のチームに行ってしろ」などと発言したあと、机をけり、サッカー雑誌を当該選手の方に投げつけた。雑誌は選手の顔の横を通過し、後ろの壁に当たった。

とのことです。チームスタッフに対しても、

スタッフルームでウォーミングアップ担当コーチにアップの実演をさせ、他のスタッフらが見ている前で「そんなんで選手が動くのか」などと言って自らコーチ役となり、同コーチに選手役をさせたうえで、胸ぐらをつかんで壁に勢いよく押し当て「なんで(アップを)やんないんだ」などと怒鳴りながら、同コーチの顔に手を当てて床に押し倒した。

「本当に使えねえな」「お前ら何年やってんだ」「お前らは遊んでいる。遊ぶんだったら外にいろ」などと怒鳴った。さらに、当該スタッフらのうち一人に対して「二度と顔を見せるな」「お前の代わりはいくらでもいる」「(お前は)ここにいる意味が無い」などと叱責(しっせき)した。

クラブハウスでミーティングに加わろうとしたスタッフ一人に対して「おい、お前。出てっていいわ、部屋から」「お前ミーティングやんなくていい。来なくていいわ」「あっちで戻って勝手に映像でも見てろ」などと発言した。

医療スタッフから自らの意にそわない見解を述べたれたり、報告を受けたりしたときなどに「メディカル全員替えてもいいんだぞ」「うちのメディカルじゃなくて他で治せばいい」「お前ムカつくんだよ」「お前の報告は暗いんだよ」

-朝日新聞DIGITAL「暴言・叱責・けが放置… 認定された湘南監督のパワハラ」より-

といった内容が繰り返し行われていたといいます。

どのような暴言がパワハラとなるのか


曺貴裁監督の発言のうち、どのようなものがパワハラ行為となってしまうのでしょうか。

ここでは、厚生労働省のパワーハラスメントの6つの分類をもとに解説していきます。

精神的な攻撃

例えば、「(お前は)チームの癌だ。他に移るから出ていけ」「二度と顔を見せるな」「(お前は)ここにいる意味が無い」「メディカル全員替えてもいいんだぞ」というような発言は、パワハラのうち「精神的な攻撃」に当たると考えられます。

これは、自分の地位(今回の場合は監督)を利用して、逆らえない相手に対して怒鳴り散らしたり、長時間に渡り叱責をするような行為を指します。

会社では上司から部下に対してのパワハラが一般的ですが、先輩や後輩といった関係であったり、知識や経験が豊富など相手にとって優位な立場にある者から行われる嫌がらせもパワハラになる場合があります。

身体的な攻撃

サッカー雑誌を投げつける、胸ぐらをつかんで壁に勢いよく押し当てる行為や顔に手を当てて床に押し倒すなどの行為は、「身体的な攻撃」に当てはまるでしょう。

これは、相手に対して、殴る蹴るといったものや肩を掴む、備品などを投げつけたりする行為を指します。また、直接的ではないにせよ、机を蹴るなどの威圧的な行動もパワハラに該当する行為といえます。

人間関係からの切り離し

さらに、「おい、お前。出てっていいわ、部屋から」「お前ミーティングやんなくていい。来なくていいわ」「あっちで戻って勝手に映像でも見てろ」といった仲間外れにするような発言は、「人間関係からの切り離し」に該当することがあります。

必要な会議に呼ばれない、業務上の情報が共有されない、といった行為も人間関係の切り離しになります。

パワハラの分類について詳しく知りたい方は、こちらの記事【動画付き】パワハラ(パワーハラスメント)の定義と6つの分類をご覧ください。

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解決の一歩目は相談すること


なぜ、このような行為が繰り返し行われていたにも関わらず、長期に渡ってそのままになっていたのでしょうか。

考えられる理由のひとつは、先入観です。

「うちの業界じゃ仕様がない」「あの人は昔からそうだから」といった理由で、昔からの風習や慣習により、パワハラ被害者もある意味洗脳されている状況になっているのです。

ですので、自分の置かれている状況が異常なことであると気づきにくいような場合が多いのです。

このような状況を解決させるための方法は、誰かに相談をするということです。

この誰かというのは、職場同僚やチームメイトなど、同じ環境に置かれている人ではなく、異なる環境にいる人のことを指します。

同じ環境にいる人に相談をしたとしても、共感は得られるかもしれませんが、解決するための糸口にはなりにくいからです。

ですので、もしあなたがパワハラがあるようなつらい状況に置かれているのであれば、社外の人間に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、【暴言】Jリーグ湘南監督にみるパワハラの行為と対処方法についてお話しました。

スポーツ業界のみならず、パワハラさらにはモラハラのような行為はいつ起こってもおかしくはありません。

しかし、パワハラに関する知識と対処方法さえ知っていれば恐れることはありません。

知識と対処方法、この2点をしっかりと抑えておいてくださいね。

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