こんな悩みにお答えします。
この記事を読んでわかること
・複業の意味
・複業のメリット、デメリット
・複業のはじめ方
・複業を本から学ぶ
・サラリーマンにおすすめ複業事例
複業に興味のある人、本業以外にも収入が欲しい人にとって、複業の意味やはじめ方についてご紹介していきます。
僕も複数の仕事をすることで、収入も増え、精神的にも安定しています。忙しい毎日ですが、会社員のときよりもずっと充実した日々を過ごしています。
一昔前は、ひとつの会社に新卒から定年まで勤め上げるというのが理想だと信じ込まれていた。でも今は、間違いないく幻想と言える。本業に加えての副業でもいいし、やりたいことが多ければ複業でもいい。人の数だけ理想の働き方があってもおかしくない。
— サトシ@「好きを仕事にする」ライフコーチ (@haratoshi38) September 10, 2020
一昔前は、ひとつの会社に新卒から定年まで勤め上げるというのが理想だと信じ込まれていた。でも今は、間違いないく幻想と言える。本業に加えての副業でもいいし、やりたいことが多ければ複業でもいい。人の数だけ理想の働き方があってもおかしくない。
目次
複業の意味とは
複業とは、「本業となる仕事が複数あるかどうか」ということです。
最近よく耳にする「パラレルワーカー」とほぼ同じ意味合いで使われています。
複業、副業、パラレルワーカーの意味と違いをまとめると下記のようなイメージです。
- 複業:本業をいくつも持ち仕事をする。
- 副業:本業+αでサブの仕事を持つ。
- パラレルワーカー:時間や場所に囚われず本業をいくつも持つ。
複業やパラレルワーカーは本業と同じ熱量で仕事をするので、副業よりも労力もかかりますが、その分得られるものも大きいです。
次に複業のメリットについて解説していきます。
複業をするメリット
複業のメリットは大きく分けると以下の3つです。
- 収入が増える
- 精神的安定に繋がる
- スキルアップできる
まず、複業と副業の違いという点を確認しながら、メリットを見ていきましょう。
収入が増える
複業をすると収入源が増えるだけでなく、リスク分散にもなります。
なぜなら、会社が倒産したり、リストラに遭い収入源がなくなったとしても、収入が0になるリスクを減らせることができるからです。
今は大企業に勤めていても、いつ倒産やリストラにあってもおかしくない時代です。
複業で収入の柱を2本、3本と増やすことで、リスク分散出来るのが最大のメリットです。
精神的安定に繋がる
複業をすると、精神的安定にも繋がります。
その理由は次のとおりです。
・収入源が増える
・自分の名前で仕事が出来る実感が得られる
収入源が増えて、心の安定ができる点は上述の通りです。
複業をはじめると基本的には、会社に属さずに自分の名前とスキルで仕事を獲得します。
会社の名前に頼らず、自分の名前で仕事を取れる経験は、普通の会社員ではまずできません。
自分の名前そのものに信用、信頼が生まれることは、仕事をする上でかなりの自身につながるはずです。
スキルアップできる
複業をすると、スキルアップも可能です。
複業は持っているスキルを換金する形の成果報酬が多いからです。
ビジネススキルは刀のように、使い手によって切れ味が変わります。
そして、その使う場面が、広がりを見せるほど、スキルの伸び代はより広がるでしょう。
一つの仕事しかしていないと、スキルの成長に限界を感じることがあるはずです。
そのスキルも業界を変えてみると、更なる広がりを見せて、より必要とされることケースはたくさんあります。
自分が思っている以上に、そのスキルを必要としている人はたくさん居ます。
スキルアップの観点でもぜひ複業をはじめてみましょう。
複業をするデメリットとは?
一方で、複業をして仕事を掛け持つデメリットは以下の2つが大きいです。
- 負担が増える
- 自由な時間が減る
サラリーマンとして負担が増える
複業をすると、シンプルに仕事量が増えるので、肉体的、精神的に負担がかかります。
自己管理能力がないと、どの仕事も手付かずになってしまい、パフォーマンスが落ちることもあります。
複業といえど、お金をもらう以上はプロです。
どちらも、パフォーマンスを落とせないプレッシャーから精神的にも負担がかかってしまうこともあるでしょう。
若干精神論的な考えではありますが、負担がかかっているということは、その分成長としてのリターンを期待できます。
思いっきり縮めたバネと、軽く握っただけのバネでは、伸びるスピードが違うことと同じです。
負担を適量をかけ続けることは、複業のスキルをより大きくする秘訣といえるでしょう。
自由な時間が減る
複業をすると、自由に使える時間が減ってしまいます。
それぞれ仕事で求められる成果を出すために、仕事に費やす時間が増えるからです。
これは、少なくなった自由時間で、いかにリフレッシュできるかという新しい時間の使い方にチャレンジできるとも変換できます。
しかし、仕事を続けると、より良い表現力に必要不可欠なインプットが欠けてしまうので、意識的に休む時間を設けることが必要です。
複業をする目的意識を明確にして、しっかり休む時間を設ける自己管理能力も兼業を通じて磨いていきましょう。
複業に向いている人の特徴3つ
複業のメリット、デメリットを踏まえた上で、複業に向いている人の特徴をお伝えします。
大きく分けると以下の3つです。
- 向上心がある
- 自制心がある
- 一人で行動できる人
それでは、一つずつご紹介します。
向上心がある
向上心を持っている人は複業に向いているといえます。
「今より収入を上げる為に何かしたいなぁ」という小さな向上心でもあればぜひ、複業にチャレンジしてみましょう!
「誰かの役に立ちたい、世界に役立つサービスを作る」など立派な志を持っていなくても大丈夫です。
それよりも、「今日よりも明日の生活を少しでも良くしたい。」という小さな向上心を長期間持ち続けられる人の方が、複業に向いているでしょう。
自制心がある
自制心がある人は、複業に向いています。
なぜなら、複業を継続する上でタスク管理や、体調管理など自制心があると活躍する場面は多くあるからです。
また、複業は仕事である以上、必ず納期があります。
オーバーワークになってしまっても、怠けて納期を破る結果になってはいけません。
責任感が強すぎるが故にオーバーワークになると結果的に、お客様に迷惑をかけることに繋がります。
適度な負荷をかけて、自分の体調やキャパシティに合わせ、自制心を持ち続けられる人は複業でも活躍できるでしょう。
一人で行動できる人
一人で行動し続けられる人も、複業に向いているといえます。
複業は会社勤めと異なり、一人で仕事に取り組むケースが大半です。
そして、誰かに指示されて兼業することはないので、「孤独な自分との戦い」ともいえます。
周りに複業をしている人がいればいいのですが、厚生労働省「フリーランス白書2018」によると、日本国内で複業をしている人は総人口の10%にも満たない状態です。
そのため、複業を計画して、実行するにも一人で行動する力を求められます。
しかし、裏を返せば誰かと歩幅を合わせる必要がなく、好きなように仕事ができるのでとても自由度は高いです。
一人で行動し続けて、複業を通して豊かな生活を目指しましょう。
複業のはじめ方【3つのステップ】
複業をはじめるタイミングについてですが、結論から言いますとこの記事を読んでからすぐがベストだと思います。
はじめたい!と思った最高潮に高まった気持ちを捨てることは非常にもったいないです。
複業をはじめようと思ったらまずやるべき内容は以下のとおりです。
- 事例を踏まえたスキルの棚卸し
- 周囲に声かけをする
- クラウドソーシングに登録
それでは、一つずつご紹介します。
事例を踏まえたスキルの棚卸し
あなたの経験や事例を踏まえた、スキルの棚卸しを行いましょう。
棚卸しとは、「自分はどんな人間で、何が強いんだったっけ?」と再確認する作業です。
自分の強みや弱み、何ができて、何がしたいかを整理できれば、あとはそのギャップを埋める行動をしましょう。
これは、「WCM思考」と以下の頭文字を取った呼ばれるフレームワークです。
WILL:何がしたいのか
CAN:何ができるのか
MUST:理想実現のために何をするのか
例えば、WILLで「複業で稼ぎたい」という人を例に考えてみます。
次に、何ができるのか?を考えたときに、以下のCANが出てきました。
「営業スキルがあり、経験も豊富」
「物事を噛み砕いて伝えることが得意」
「ディレクションもそこそこ出来る」
ここまでくれば、あとは「何をするのか」MUSTの部分です。
「噛み砕いて伝えるスキルを、何か実績として積み上げる」
「そのために、書いて伝えることを仕事にしてみる」
「書くことを覚えるために、ライターとして挑戦してみる」
このように理想と現実を埋める作業をしていけば、自ずと今すぐ複業できる分野が見つかってきます。
「何をしたらいいんだろう…」と方法を調べる前に「何ができるのだろう?」と考えを改めてみてください。
改めて自分と向き合うことができて、頭がクリアになりますよ。
周囲に声かけをする
WCM思考で少しでクリアになったら、周囲に声かけをしてみましょう。
理由は2つあります。
・周囲に言うことでやる気を出す
・仕事が降ってくるかもしれない
目標を宣言することで、「やらなければいけない状態」を作れます。
心理学で、自己成就的予言と提唱されている効果で、ざっくり言うと「口にすれば自然と行動して、現実に繋がる」という効果です。
極端な例、サッカーの本田圭佑選手がビッグマウスなのもこの心理学が原因といえるでしょう。
【注意】ネガティブな意見は無視してOKです
周りの友人なんかに複業をすると言うと、場合によっては反対意見をもらうことがあります。
むしそ、そっちのほうが多いかもしれません。
「絶対にできないよ」「稼げないし、時間の無駄だ」と。
でも落ち着いて考えて欲しいのですが、その人達は会社以外でビジネスをしているのでしょうか。複業でうまくいっているのでしょうか。そもそも複業をしているのでしょうか。
やったことない人は、その価値や楽しさがわかりません。
複業をはじめるにあたってのネガティブな意見はスルーしても大丈夫です。
クラウドソーシングに登録
続いては、クラウドソーシングに登録してみましょう。
クラウドソーシングとは、仕事を探している人と、スキルを持った人を繋ぐマッチングサイトです。
主なクラウドソーシングサイトは2つあります。
どちらも案件数が豊富で、自分にあった複業が見つかりやすいです。
簡単ですぐにはじめられる案件から、高額案件まで探すことができ、登録も無料なので、まずは登録をして仕事をするイメージを掴んでみましょう。
登録方法について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。クラウドワークスもランサーズとほぼ同じような手順で登録できます。
複業について本で学びたい
複業について、まずは本で学びたいという方はこちらの本がおすすめです。
- 複業の教科書/西村 創一朗
- 「複業」で成功する/元榮 太一郎
- LIFE SHIFT(ライフ・シフト)/リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット
複業の教科書/西村 創一朗
この本は、単に副収入を得るための副業ではなく、自分のやりたいことをやる「複業」をするためにはどうすればよいのかが書かれたものです。
転職や起業ではなく、本業を維持しつつ自分のやりたいことをしたい人には、おすすめの内容です。
西村さんのnoteでは全文掲載もあるみたいですのでチェックしてみてください。
「複業」で成功する/元榮 太一郎
複業についての考え方が書かれた本ですが、著者が弁護士、経営者、議員というちょっと異色の経歴です。
特にサラリーマンが複業をはじめるにあたっての法的な側面は他の本には無い面白い部分だと思います。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)/リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット
この本は日本でもかなりヒットしたのでタイトルくらいは知っているかもしれませんね。
人生が100年になうということは、単に寿命が伸びるということではなく、その分リスクも増えるということ。
これまでどおりの働き方を変えていかなければならないということが学べます。
未来のことは誰も予想はできませんが、内容がかなり具体的に書かれているのであながち間違いではないと思わされます。
サラリーマンにおすすめ!スキル型複業事例3選
それでは、スキルを蓄積できるおすすめの複業をご紹介します。
複業をしながら、スキルも身につけることができるので、興味のあるものから挑戦してみてください。
また、どれも人気の複業で需要が高いので仕事が見つけやすいのも特徴です。
- 動画編集
- プログラミング
- Webライター
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
動画編集
文字通り、動画編集を請け負う仕事です。
YouTubeやTikTokの流行で動画の需要が爆発的に伸びるとともに、人気も高まっている複業といえます。
人気の理由のひとつは、初心者でも手に職をつけやすいことです。
しっかり勉強すれば、2〜3ヶ月で稼げるまでのスキルを身につけることができます。
さらに、動画編集を軸として、動画の企画から動画のコンサルなど、かなり広い横展開が期待できる職業です。
動画編集について学んでみたい方は、デジタルハリウッドやUdemyがおすすめです。
どちらも動画で受講することができ、専門的な知識も身につけることができます。
プログラミング
プログラミングは複業として人気が高い職業の一つです。
2020年現在、プログラミングスクールが増えていることや、小学校の義務教育化も進んでおり、需要はますます高まるでしょう。
時間がかかりますが、確実性の高いスキルを身につけたい、将来はフリーランスも考えている人におすすめのスキルです。
プログラミングを学習するには、迫 佑樹さん(@yuki_99_s)が運営するSkill Hacks(スキルハックス)やTechAcademy [テックアカデミー]といった現役のエンジニアから学ぶのが最短距離だと思います。
Webライター
Webライターはインターネット上の記事を書く仕事です。
例えばホームページの商品紹介から、個人、企業のブログ執筆まで様々な種類があります。
1文字1円で書くライターで単価を上げていくか、ディレクターとしてWebライターを束ねる職業になるかなど、キャリアは広がりやすいです。
将来性が薄いと良くいわれますが、ライターという職業が今後なくなることはないでしょう。
特別なスキルが必要ないので、てっとり早くはじめることができ、書くことや発信が好きな人におすすめです。
「努力は夢中には勝てない。」という言葉があるように、好きは仕事にしやすいです。
色々と迷って何もしないよりも、とりあえずやってみて手応えを感じてみることをおすすめします。
Webライターをやってみたいという方は、下記の記事をぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は、複業の意味、種類、はじめ方についてお話しました。
これからの時代は、ひとつの仕事を一生やっていくのではなく、複数の仕事を行いながら生活していくスタイルが定着していくと思います。
今の会社にいるから大丈夫と安心することではないですし、この仕事をずっとしなければならないと悲観しなくてもいいということです。
自分のしたいこと、挑戦したいことをまずは複業という形ではじめてみましょう。
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